婚活の最初の面談、話に詰まってしまうこと
こういう男女の出逢いの場、お見合いパーティなどではお喋りが上手な人にはかないません。場慣れした人は近づきやすく細かい欠点は見えたりしないものです。彼らは出逢いそのものを楽しめますし、お喋り上手な人は気後れしないしないものです。
一方、これに対し、どうしても考え込んでしまうという人もいます。相手との距離がつかめず自分のことをうまく話せません。
そうして人に誤解されてしまったりします。
こういうことは特に珍しいことではないかもしれません。社会の様々な場面で人付き合いの上手さが役に立つことはあるでしょう。ただ、こと婚活ということに関して言えば、私は、それは不公平だと思うのです。
お喋りが上手だからパートナーに相応しいということもありません。しかしマッチングはそうした人が有利になることが多いものです。しかしその後はどうなのでしょうか。
例えば、マッチングして相手とお会いするとします。そのマッチングはお互いの条件が合った結果です。そこからお会いしてお互いを知ろうということになります。そこからがスタートなはずです。
そこで、ただ話題に詰まったからといって自分を知ろうとしてくれなくなってしまうなんて、とても不公平なことではないでしょうか。
初対面だからこそ何かのとっかかりが必要で、何か話題が欲しい。場慣れしていない人にはとても重要なことです。
そんな時、お話のネタがあればいいのですが、どうしても、苦手な人はここでくじけてしまいます。相手に気に入ってもらえる話をしようとするとなかなか出てきません。
そうして、結局ご自分の魅力を伝えられないまま終わってしまう。 お相手からは二人がパートナーになったときの可能性を考えてもらえず諦められてしまうことになります。
それが婚活での最初の課題かもしれません。ですからこうしたことに気を遣っている運営者が理想的です。最初のトバ口に気を遣ってくれるところがいいと思います。
そんな時、役に立てそうなお話のひとつが当サイトでご紹介をした、人と人との運命的なつながりを果物に喩えたお話です。男女の出逢いの運命をどう思いますか、そんな話です。
コミュニケーションの上手な人なら話はいくらでも広がるかと思います。ただ、それはお話のつながりでしかなく、婚活と直接つながる話でもないかも知れません。単にその場の連想ゲームに過ぎないかもしれません。
相手に何か自分のことを伝えようとする態度というのは会話慣れしていたり、場慣れしている人にはあまりなかったりします。彼らは話の流れのままに相手の様子が伺えてしまうからです。しかしそれはノリでしかありません。でなければとっくにパートナーがいるはずなのです。
それは逆に話し上手な彼らなりのハードルでもあります。慣れた人ほど疑心暗鬼に陥りがちですし、なんてことのない雑談で終わってしまいがちです。 婚活を真剣に考えている人ほど最初の会話は苦手なのではないでしょうか。そういう人にとっては、こういう「話に詰まる」ということが、実は婚活の最大の難関だったりします。
婚活の武器とは、それは誠実に自分を伝えようとする態度です。
果物を男女の出逢いに喩えるお話はひとつのアイディアに過ぎません。自分を見つめればそんなヒントから深めてゆける話も他にあるかも知れません。
しかし婚活で最初にするお話は相手に話しを合わせるのが目的ではないのです。参考にしていただけたらいいと思います。
相手のことをちょっとイイナと思って、相性が合うか知りたくなって、相手のことをもっと知りたいと思ったら、しくじりたくありません。
そうするととても緊張してしまいます。
ちょっと緊張しただけなのに、その時、話のとっかかりが掴めなかったというだけで、「つまらなかった」「合わない人に思える」そんな風に評価されて終わってし まうこともあります。悔いの残る出会いになってしまいかねません。
また、コミュニケーションでのしくじりを怖れてしまい避けようとする気持ちが出てきたりします。そのあまりにありきたりなことだけを話して終えてしまえば相手からは「気がない人」と思われてしまったりします。
この人はその場の体裁を取り繕っているだけで関心が自分にはない、そんな誤解が生じてしまうのです。実際、マッチングの前からタイプでないような素振りをしてしまうような無粋は他の人にも見られているものですからできないものです。
だから、こんな風に比喩や喩え話を交換してはどうでしょうか。
お互いに婚活に臨んでいるのですから、漠然と男女の運命論を話のとば口にしてもいいのです。
そうして、その場は楽しいお話になります。マッチングしなくても相手を傷つけることはありません。
気になった相手とはお互いの距離を近づけることができます。
そんな風なところから話を広げてみるのはどうでしょう。
これは実際によくお見合いパーティであることなのです。落ち着いた運営ができていた会ではそんな風に「お題」が与えられ、参加者のみながそれを中心に話をしてみて、みなが自分を表現できるような工夫がされていたものでした。
ここでご紹介したのはそんな話題のヒントです。【なぜ人はパートナーが欲しいと思うのか】
人はなぜパートナーを求めるのか、イメージを交換しようなぜ人間というのはパートナーが欲しいと思うのでしょうか、婚活は遺伝子的な欲求なのでしょうか。今、現代でこれだけ豊饒の時代にあって、その疑問に答えてくれる寓話はあまりありません。だから私たちは婚活を諦めたり投げてしまったり、一人で生きるほうがいいと達観してしまいます。
令和という新しい時代を迎え、婚活、結婚に関する話をしながら、男女の出逢いのお話をご紹介してみようと思うようになりました。
私がやってみたこと。失敗したこと、お見合いパーティーの司会をしていて見聞きしたこと。色んなケース。
あまり聞かれない目新しいこともあるかと思います。
どうぞお役立てください。
どんな困難があろうと、毎日の日常に忙しくとも、パートナーを得たいという気持ちは明るいものであるべきです。人生に対するひたむきさを忘れず、前向きな気持ちで婚活に向かってもらえることを願っています。
ここは、そんなサイトにしてゆきたいと考えています。