男性の繰り返し願望というものを理解してあげれば浮気性は防げる

恋する婚活熟年

 男性が浮気をするケースというのを考えてみます。

 それは大きく分けると、三つ。まず、職場や近所などのコミュニティでのご縁などから起きる偶発的な場合があります。
 それはちょっとした事故に過ぎません。
 ご縁がなければ起きなかった偶然の出逢いからの出来事です。
 こういうのは仕方ありません。あまり責められることではない。今のお相手だってそんな出逢いだったのでしょうから。

 そして、昔の付き合いに引きずられてしまう場合。過去に囚われてしまう場合です。
 それから男性から違う相手を求めてしまう場合です。これがよく「浮気性」などと女性が男性を非難するケースに当たります。
 

 偶発的で交通事故のような恋の場合、そのような浮気というのはあまり深刻なものではありません。「相手が悪かった」ということで片付けられるものです。
 たいていは女性の側が男性を詰問し、「縁を切らせる」ということをしてケリがつくものです。

 では、そんな職場や近所付き合いの関係が浮気に発展するのを防ぐにはどうしたらいいでしょうか。
 結局、そうした接触を避ければいいことです。

 例えば職場でも近所の付き合いにしても、同じ仲間としての共感が生まれてしまうことは不思議ではありません。
 何かの目的や同じことをして活動をしている「同輩」との共感覚はふいに距離を縮めてしまうことがあります。
 これが恋愛感情に発展してしまうということです。

 ですから、そうしたことが起きないようにするには、パートナーとの関係を活動的で常に何らかの課題があるようにしておけばいいということになります。
 仕事や取り組んでいることに傾ける情熱に負けじと、二人で起きている出来事にどう対応するか、そこに情熱や関心を持ってもらうようにすることです。
 つまり「二人ですることを増やす」ということです。

 それはひいては仕事の方も充実することにもなりますし、二人の関係に絆が生まれ、パートナーとして充実した関係になってゆくはずです。
 つまり男性が他に目が向かないようにするには、周囲の人間関係に負けないよう充実した関係を維持していればいいのです。稽古事を一緒にしてもいいしスポクラでもいい、ボランティアでもいいのです。子育てにしたって「役割分担」などと言わず一緒に取り組めばいい。

 よく、出逢いやマッチングに関して、「共通の趣味があること」というのが条件とされることがあります。
 その本質というのは結局はこうしたことです。

 また、もうひとつの浮気のパターン、昔のご縁や過去に引きずられての浮気というのは「しがらみ」ということに他なりません。
 「過去に囚われる」どころか、まるで過去に後戻りするようにして男性が元カノを追いかけてしまうことがあります。
 これを防ぐには過去を振り返らせないようにすることです。

 男性が過去を振り返ろうとするのは今が退屈だからではありません。
 例え今が充実していたとしても、男性が過去を振り返ることはあります。
 男性というのは特に自己存在というのを問い続けるものだからです。男性は子供を産むことがありません。

 それは懐かしさや郷愁に近い感情であり、常につきまとうものです。
 そうして男性というのは時にはそんな郷愁でいっぱいになってしまい、現在の相手を忘れてしまうことがあります。それが「過去がらみでの浮気へ発展」ということになります。



 これを防ぐにはどうしたらよいのか。
 それは現在を常に過去に変えてゆくことです。
 昨日のこと先週のこと、それを振り返り、先年のことを常に振り返ることです。
 いつも二人の過去を優先して振り返る習慣がつくようになれば、逆にかつての昔の関係はどんどん色褪せてゆくものです。

 だから、「記念日」を大事にしようとすることは必然的なものなのです。
 そのことによって相手を二人の過去につなぎとめておくことができるからです。
 私たちはごく自然にこうしたことをしています。

 言ってみれば今の二人の現在によって過去を塗りつぶしてゆくこと。
 それは「今をより充実したものにしよう」という二人の前向きな姿勢にもつながってゆきます。

 人生は短い。
 過去にかまけてしまえば貴重な時間を無駄にしてしまうことになります。


 三つ目の浮気のパターンですが、これが男性が浮気に積極的であるような場合です。

 これが一番の問題で女性を悩ませます。男性がわざわざ浮気相手を求めるからです。
 また女性には理由が分かりません。女性はこれを「男の浮気性」と咎め立てするものですが、男性がどういう理由でそんな行動に出てしまうのか、理解できる女性はとても少ないと思います。

 今、特に相手に、女性には不満はなさそうなのに男性が違う相手を求めてしまうこと。それは当事者の女性には理解しにくいことかも知れません。
 こういう浮気は特に出逢いの理由やキッカケがないだけに「裏切られた」という思いが強くなってしまうものです。
 女性は失望し落胆し、深く傷ついてしまいます。
 そして相手の男性が何を求めているか分からなくなってしまう。そうして女性が悩むことは多いものです。

 結論から言えば、これは男性が求めていることを女性側が理解してあげられなかったための代替だと言えます。
 男性はパートナーの女性から拒否されたことを他の女性に求めてしまっているのです。
 男性が求める願望や欲求ということ。

 それを繰り返したいのです。そのため、それを満たしてくれる相手を別に求めてしまうということです。



 一度満たされた願望でもそれを何度もして欲しい。そんな男性の欲求が女性に理解されることはあまりありません。
 具体的には例えば何かの拍子でパートナーの女性から子供のように頭を撫でてもらって男性が感激する。そんな些細なことがあります。
 それがとても心地よく男性は何度もそれをやってもらおうとするものです。ところが、たいていの女性はやってくません。
 何度も同じことするのが白々しいと思ったり、もったいをつけたり、飽きてしまったり、女性は新鮮なことが好きなのです。
 「いつものようにやって」なんて言ってもしてくれなくなってしまう女性が多いのです。
 そうして拒絶されてしまうと男性は深い失望を感じます。

 そもそも、男性の願望、それが拒否されてしまうこと男性は受け容れられません。
 それは悔しく、とても悲しいものです。男性は密かに疎外感を持ってしまうものです。
 そうして言い出せないだけに鬱屈してしまいます。
 そして、その願望を満たすため、男性は「浮気」に違うチャンスを探すことになります。それも一時だけのために。

 つまりそんな男性自身にとってはそれは「ただの浮気」ということに過ぎません。
 浮気が発覚してもあまり悪びれたように見えない男性というのがいますが、彼らはこうした代替に走っているだけですから相手を傷つけているということが分かりません。

 いったいこの手の欲求とはどういうものなのでしょうか。
 そういう時、女性は男性が求めていることを聞き出そうとするものです。自分の何が足りなかったのか、何が不満なのか、何が至らなかったのか。何をして欲しいのか、と。
 色々尽くしてあげ、やってあげたではないか、と。

 しかしいくら詰問しても明確な答えは見つかりません。そうして放置すればまた二人の間にスレ違いが起きてしまいます。

 これは男性の否定をそのまま信じてしまうことから起きる誤解です。
 実は答えは簡単なのです。繰り返ししてほしいことがあったのです。

 それは甘えたい、頬摺りをしてもらいたい、アタマをなでてもらいたい、胸で泣いてみたい、慰めてもらいたい、赤ちゃんのようにオッパイを吸ってみたい、優しく叱ってもらいたいなどの願望です。

 そして何より、それを「繰り返し何度もやってくれること」が大事です。

 これを言うのは簡単ですが、男性は自分のプライドから率直にこうしたことを説明することはありません。また女性からやってあげようとすれば拒否さえするものです。本当はして欲しいのに。
 男性というのは自分が女性に求めていることを表面的には否定する傾向があります。ジェンダーのために男性は常に男らしくあるべきという脅迫感に苛まれているものだからです。

 ですから、たいていの男性というのは本心では求めていながらその願望を指摘されれば否定する傾向があります。
 それはプライドによることもありますし、男性の深層心理のことでもあります。
 自分以外には触れられたくないというデリケートな部分でもあるからです。

 しかし最も強い部分というのは「何度も何度でも、自分が否定したりたとえ拒絶したとしてもやってくれようとする」というところです。
 まさにそのために男性は自分の願望を拒否さえします。「それでもやってくれようとする」という甘美さを求めて。

 例えば、性交渉を女性の側から求めるような時、男性がとまどっているように見え、これを拒否することがあります。
 「疲れている」「明日は忙しい」「その気になれない」、しかしこれらの言葉を真に受けるべきではないのです。 「疲れている」 、そのくせ浮気に走ったことが女性には理解できません。
 実はどんなに拒まれても自分を求めて欲しい、強く求められたことに男性は陶酔していたのです。そして何度もそれを聞きたいと思って何ども拒否していたのです。

 男性が拒否したとしても本心ではむしろ満たされていて、その状況を繰り返し求めているという場合は多いものです。
 つまりもっと求められたいと欲しているのが本心です。応じてしまえばもう求められなくなります。
 拒絶と認容を繰り返し味わいたい。その愉悦のために男性はわざわざ拒み続けるのです。
 男性がこの時、何がしたいかというと、自分の拒否や拒絶にめげず何度も相手から求められること、それを繰り返し味わいたいと思っているのです。

 それはとても甘く、切ない願望です。意固地になった自分の心を開いてくれるそんな甘く切ない思いに陶酔してしまうのです。
 男性は求められ続けることに満足し酔いしれます。そして何度も繰り返したいと願う。

 しかし相手の女性にそれが分からないとスレ違うことになります。ちょっとした拒絶があるとすぐに女性は遠慮して引いてしまうものです。そしてそれだけでその場は終わってしまいます。それが男性には不満です。

 男性というのは、何度拒絶しても求めてくれる相手を「愛しい」と思うものです。
 肉食系の女性であればそうしたことが自然にできます。
 だから彼女たちには略奪婚のようなことができるのです。彼女たちはそうしたマジックを使っています。

 大人しい性格の女性がよく言うことですが、「しつこくしたら嫌われるのではないか」というのは誤解です。
 男性とはそうした拒絶と認容、その反復や繰り返しを何度も何度も味わいたい、ひとつの快楽に繰り返し溺れるものだからです。男性が飽きもせず毎回同じようにマスターベーションをするのと違って女性は工夫したり色んなことを試すものです。それは特徴的なことです。
 

 浮気が発覚し、男性が浮気相手を二人の思い出の場所に連れて行ったことが発覚するというケースがあります。それに女性が呆れ、激怒するというのはよくあることです。
 女性いわく、よくそんなことができたものだ、どんな神経でそこに浮気相手を連れて行ったのだということになります。

 しかしそれは男性が同じことを再現したかったというのが一番の理由です。
 決してとっておきの場所に浮気相手を連れて行ってパートナーを傷つけたかったという意味ではないのです。パートナーとのよかった思い出を再現してもう一度味わいたかったというだけです。
 ところが、たいていの女性というのはどうでしょう。同じところに連れて行かれてもどうでしょうか。「前に来た」というだけで特に感慨など持たないものです。男性にはそれが不満です。
 女性には馬鹿らしいように思えてもお芝居のように何度も同じことをしても男性は満足するのです。
 でもそれをしてくれない、疎外感はつのります。



 こういうことを受け容れることを「母性」などと言い換えてもよいのですが、「男性には反復する傾向がある」と言った方が本質をついて正確かもしれません。
 成功体験や嬉しかったことを何度も繰り返したいという感情は男性に顕著な傾向です。
 それは依存心や甘えとはまた違うものです。それは自分自身を確認することでもあります。

 まさに男性はマスターベーションを少年の頃から繰り返してきました。
 女性が年齢とともに経験を重ねて大人になってゆくのに対し、男性は同じことを飽きもせず繰り返してきたのです。それを馬鹿らしいと撥ねつけられればどうでしょうか。
 まだ「同じこと」だと知らない他の女性であればしてくれるかも知れないのです。

 こうして考えるとスポーツや仕事、学習にしても男性の傾向は女性と違うことが分かると思います。
 男性がトレーニングや学習で同じことを繰り返していることを見て、女性はどんな目で見ているでしょうか。
 おそらく、世間一般でよく言われるような黙々と単調な反復トレーニングを繰り返す心理は女性には分かりにくいものだと思います。

 もちろん、そういう反復運動を好む女性というのはいます。
 そうした女性は浮気されたという経験はあまりないに違いありません。

 男性が好む反復と繰り返しを理解してやってあげること、それがおそらくは一番厄介な内に入る「男性の浮気性」というものを防ぐ特効薬です。

 飽きもせず同じことを何度もしたがる男性は、拒絶や否定にも関わらず求められたり認容されること、そこにも同じように繰り返しの充足を感じます。
 すなわち、何でも繰り返したいのです(笑)。
 惨めな気分で落ち込んでしまうことも、成功体験も、勝つことも負けることも、愛されることも最初の出会いも、心に刻まれたことは何でも繰り返したい。
 そしてそれを拒否しても尚もなだめ優しく包んでくれる恍惚を見出したとしたら、その拒否と認容の押し問答さえ繰り返したい。それが男性ですw。

 男性は一度満たされたことを何度でも味わいたいものなのです。
 拒否してもなおも食い下がってくれるようなパートナーの態度は男性には至福です。そうしたことさえ男性の「繰り返し欲求」、「反復欲求」を満たしてしまうのです。
 そこで早合点した女性が「ヘソを曲げちゃった」などとサジを投げてしまえば失望しかありません。

 男性が拒んでもそれは裏腹なことが多いものなのです。
 少なくとも一度の拒否で意思が通じるものだと考える女性と、しつこく何度も拒否されてやっと拒否されたことを理解できる男性というその違いはあるのです。

 男性は自分が拒絶しても求めてくれること、それが繰り返されることに甘い期待を抱くものなのです。



 とっかえひっかえ女性を求める男性は「浮気性」ではありません。
 特定の人と長続きしないのです。
 パートナーがいるのについ他の女性に逃げてしまうような男性が 「浮気性」 と言われるものですが、ではそんな男性は何を浮気相手に求めているのでしょう。たいていの場合、パートナーに対することと同じことを求めているものなのです。

 「それなら私がしてあげたのに。でも嫌がったじゃない。」それは女性の早合点と言うものです。嫌がってもしようとしてくれることに甘美な愉悦を感じ繰り返したくなったのです。
 イヤイヤをするダダっ子のようにしてそれでも繰り返ししてくれようとする、それが男性の欲求となったからなのです。


 



 by 婚活係長


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